母の治療

昨日、母が治療室に来た。というより来てもらった。

30歳離れてる母は、世間で云う後期高齢者で、すごい種類の薬を服用中です。

こんなに飲んでたら肝臓に負担かかっちゃうなーと気にはなっていたが、先天性股関節脱臼で人工股関節になっているところが2年前から激痛になり、それに伴い薬の種類が増えたのだ。

それ以前にも白内障、緑内障、高血圧、糖尿病と老人性、生活習慣性由来の不具合のオンパレード(もちろん其々服薬あり)なのだ。

基本的には、多種服薬中でも元気なのだが、股関節の痛みで二年ほどですっかり歩行が厳しくなっている。そして糖尿病、高血圧ときてる。可能な限り新陳代謝を上げて貰いたい(一応スポーツクラブに行って自分のレベルに合った筋トレはしてるのだが、消費の方が少ない)のに悪循環だ。

 

そんな折、長野式鍼灸治療の勉強会で糖尿病に効果のある「血糖値調整処置」なるものを知った。

股関節の痛みも、股関節そのもの以外に周囲への放散痛が歩行時は強いようだ。

もうこれは鍼灸治療の対象に他ならないと思い、出掛けついでの母に治療室に寄らない?と誘いだしたのだ。

 

実は、鍼灸に携わって今年で14年目にして初めて母の治療をしました。

鍼灸治療を受け慣れてない母は昨晩は、代謝が上がってちょっと疲れたようで「眠い眠い」と云ってたけど、今朝は「股関節の痛みがいつもとちょっと違う、少し楽な感じがする」とのこと。

実際は、痛みの治療までは及ばなかったのだけど、瘀血と下垂と血糖値調整をしっかり施したので身体は軽く感じているのかも知れない。

何となく良いみたいというのは、とっても良い傾向だ!

これから定期的に治療を受けると云ってくれた。うん、いいね!

最終的には、生活習慣病の高血圧と糖尿病の薬が要らなくなって欲しいのと、痛みを軽減させてもうちょっと出歩いて欲しいというのが私の秘かな目標なのである。