ネット広告営業

2週間ほど前、ネット検索広告業者の営業さんの話を聞くことになった。

 

開業(というか起業)してホームページなど立ち上げたり、ネットで何かに登録して情報公開しようものなら、凄い勢いで営業電話がかかってくると聞いていた。

実際そうだった。

 

あとで聞いたが、みんな即お断りで電話を切るとのこと。

 

でも、私は『どういうご用件ですか?』尋ねた。これが間違いだった。

 

その営業さんは『モニターだから』『新しいシステムプロジェクトだから』『誰でもいいのではなくココ(私のところ)じゃなきゃダメなのだ』『是非お話を聞いてほしい』等々。結構何度も電話してきて、私もネットの仕組みの勉強になるかも…と甘い気持ちで話を聞くのを承諾した。

 

当日、国分寺駅近くのファミレスで会った。

私の年齢の半分くらいに見える営業くんは、自社の新しいシステムがいかに凄いか熱弁を奮う。

うーん。多分すごいんだろうけど、正直よく分からない。勉強にはならないみたいだなー。

ひとつ得た情報は、私のこのホームページはコンテンツが悪いらしく『検索ヒットしない』ということだ。

そこで、営業くんのいうシステムを導入すれば検索の上位に上がるということだ。

『検索上位で集客しましょう✊』

そして、選ばれしモニターだからお安くするということだ。

『一緒に頑張りましょう👍』

 

いやいや、私一人でやってる施術所に検索上位で問合せが殺到しても困るし。

そもそも検索上位=集客じゃないって、営業くん最初に言ってたよね?

選ばれしといっても値引き3割では安くない、1ヶ月で5桁だし。×12ヶ月×5年って、60回ローンじゃないの???

 

とにかく私レベルの施術所が必要とするシステムではない!ということだけは判断が付いた。

そして、相手は私に契約を急かしているのも分かった。

 

そもそも最初から『話を聞くだけだよ』と言ってあるのに、強引に押し掛けて来て(と私は思っている)、相手は『あなたは何らかの広告対策が必要だと判断したから僕を呼びつけたんですよね、何故導入を拒むのですか!』と宣う。

大体、いきなり来て商品説明されたら、一度持ち帰って検討するでしょ。他社とも比較するし、誰かにも相談したい(必要ないと後押しして欲しかっただけなんだけど)し、その日の内に契約なんて、まずしない。

 

『今直ぐ判断しなければならないなら、システムは導入しません。ウチを選んでくれたようですけど見当違いと思いますから、他を当たってください』と云うと、『最後にひとつだけイイですか?』となる。

これを5回繰り返した。

終いには、相手にお説教されてるような、脅されてるような感じになり… 疲れたし、気分悪くなった。

とにかく『無い袖は振れないの、お金無いの、この話はおわり💢』と断った。

 

後日、『施術所開業、広告、失敗』キーワードでネット検索したら、ネット広告でローンを組んでは後悔するという趣旨のblog記事を発見!

 

さらに後日、同業者の何人「もう懲り懲りした」と一連の話をしたら、電話営業の業者さんの話は聞かない、断る、が鉄則だと諭されました。